TOCCHI-NICOLSON

気の向くままに

脚本「忘却の罪③」

○ 病院・中 一ノ宮の病室が個室に移され、一ノ宮 はベッドで横になっている。 ノックの音が鳴る。 間柴と芽田が入ってくる。 間柴「(警察手帳を見せる)署の者です」 芽田「(警察手帳を見せ、会釈する)」 一ノ宮はベッドに座るような体勢に変 えて会釈す…

脚本「忘却の罪②」

○ 新月橋の下(朝) 橋の下の暗がりからコンクリートで舗 装されている川岸があり、川岸と土手 を繋ぐ階段がある。 土手の奥を見ると木が生い茂っている ため池の入り口が見える。 入り口には警察車両が止まっている。 ○ ため池の入り口(朝) 青色のビニー…

脚本『忘却の罪』

○ 町(早朝) 田舎町の早朝、人通りのない町。 新月川のせせらぎが聞こえる。 ○ 自転車の車輪 コンクリートの道路を低速でよろめき ながら進んでいる。 ○ 新月川(早朝) 川沿いには整備された道があり、そ の上は土手が橋まで長く続いている。 ○ 町(早朝)…